MRI検査・脳ドックで見つかる病気
MRI検査・脳ドックはこんな方におすすめ
- 50~60歳以上だが、これまでにMRI検査脳ドックを受診したことがない
- 脳梗塞、くも膜下出血、脳出血などの脳卒中の既往歴がある
- 家族で脳卒中になった人がいる
- 生活習慣病などの基礎疾患がある
- 健診でメタボ(メタボリックシンドローム)と言われた
- 慢性的な頭痛がある
- めまいや耳鳴りがする
- 手足に痺れがある
- 足元がふらついてまっすぐ歩けない
- 顔面に麻痺痙攣がある
- 過去に頭部を打ったことがある
など
MRI検査・脳ドックはこのような方におすすめです。
特に脳卒中の既往歴・家族歴、生活習慣病などの基礎疾患があると脳卒中のリスクが高いと言えますので、神戸市灘区・六甲駅のふくしまクリニックで検査を受けられてリスクをチェックするようにしましょう。
MRI検査・脳ドックで見つかる病気は?
頸動脈狭窄症
脳梗塞の原因の1つで、心臓から脳へ血液を供給する頸動脈が狭くなる病気です。
一時的な麻痺や痺れ、片方の目が見えにくいと感じたものの、すぐに改善した、一時的に呂律が回らなくなったなどの症状をお感じの場合は注意が必要です。
脳梗塞
動脈硬化や血の塊などで脳の血管が詰まって、脳の組織の一部が死んでしまった状態です。
主な症状として手足の痺れや呂律が回らないなどが挙げられますが、症状がはっきりと現れない無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)というものもあります。
無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)
脳の血管が詰まる脳梗塞のうち、手足の痺れや言語障害などの症状がはっきり現れないもののことです。
今は症状をお感じでなくても、将来的に脳卒中を引き起こすリスクが高いと言え、MRI検査により発見が可能です。
古い脳梗塞のあと
MRI検査・脳ドックでは現在発症している脳梗塞だけでなく、昔に起こった脳梗塞のあとが見つかることもあります。
脳梗塞のあとが見つかった場合、悪化を招かないためにも定期的な検査の受診で経過を観察していくことが重要になります。
脳動脈瘤
脳の血管(脳動脈)の壁が薄くなったり、もろくなったりして、その部分が膨らみ血液が入り込んでできる瘤のことです。
脳動脈瘤ができる原因ははっきりわかっていませんが、これが破裂するとくも膜下出血が起こり命に関わる恐れがあります。
くも膜下出血
脳を守る膜のうち、くも膜と軟膜の間で起こる出血のことで、多くの場合、脳動脈瘤が破裂することで突然発症します。
発症すると突然激しい頭痛が起こります。
脳出血
脳出血は脳の血管(動脈)が破れて出血した状態で、高血圧や動脈硬化があるとリスクが高くなります。
出血量や部位により現れる症状は異なりますが、意識障害や昏睡状態となったり、回復後、半身麻痺や言語障害などの後遺症となったりする恐れがあります。
無症候性微小脳出血(隠れ脳出血)
脳で少量の出血が起こっている状態のことで、多くの場合、無症状のため発見にはMRI検査の受診が必要です。
症状はないものの、将来的に脳出血や脳梗塞を引き起こすリスクがあります。
古い脳出血のあと
MRI検査・脳ドックでは現在発症している脳出血だけでなく、昔に起こった脳出血のあとが見つかることもあります。
脳出血のあとが見つかった場合、悪化を招かないためにも定期的な検査の受診で経過を観察していくことが重要になります。
脳腫瘍
頭蓋骨の中にできる腫瘍のことで、脳やそのまわりから発生する場合もあれば(原発性脳腫瘍)、他の臓器から転移して発生する場合もあります(転移性腫瘍)。
頭痛、意識障害、言語紹介、視力低下など様々な症状が現れます。
脳萎縮
MRI検査で脳の委縮の程度を確認することができ、認知症の診断に役立てることができます。
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症だけでなく、頭部外傷や脳梗塞などの脳血管障害が原因で脳萎縮が起こることもあります。