手足の痺れの原因は？

脳・脊髄・末梢神経からくる痺れ

脳に原因がある場合

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で起こることが多く、身体の左右どちらか片側で痺れが起こります。
なかには両側で痺れが起こったり、手だけ・足だけにしか起こらなかったりするケースもあります。

脊髄に原因がある場合

頚椎や腰椎の病気で痺れが起こることがあり、具体的には頚椎症や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などです。
痺れだけでなく、痛みもともなうケースが多いです。

末梢神経に原因がある場合

糖尿病や膠原病により末梢神経がダメージを受け、痺れを引き起こすことがあります。
特に糖尿病による神経障害は“糖尿病性神経障害”と言われ、糖尿病網膜症や糖尿病腎症とともに糖尿病の3大合併症とされています。

考えられる病気は？

脳梗塞・脳出血などの脳血管障害

手足の痺れは脊髄や末梢神経での異常だけでなく、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で起こることもあります。
この時、身体の左右どちらか片側で痺れが起こることが多いという特徴があり、これは右脳・左脳でそれぞれ身体の左側・右側の感覚を支配しているためです。
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が進行してからだと治療が難しくなりますので、速やかにMRI検査を受けて適切な診断を受けるようにしましょう。

手足の痺れがある時は？

急な手足が痺れ・脱力感は要注意

急に手足がしびれたり、脱力感を覚えたりした時は、すぐに脳神経外科を受診しましょう。
脳梗塞や脳出血といった脳卒中の可能性があり、特に脳梗塞の場合は発症から治療までの時間が重要で、その後の回復や後遺症に大きく影響しますので、ためらわずに神戸市灘区・六甲駅のふくしまクリニックへご連絡ください。

当院はオープン型MRIを設置していて、即日検査が受けられます。
平日だけでなく土日も検査を実施しておりますので、気になる症状がある時に迅速に検査を受けていただくことができます。