MRI検査・脳ドックについて
MRI検査とは?
身体の断面図を撮影する検査
MRI検査とは、強力な磁力と電波を使って身体の断面図を撮影する検査方法です。
レントゲンやCTのように放射線を使いませんので被ばくの恐れはなく、造影剤を使わなくても血管が診ることができ、おおよそ20分程度横になっていただくだけで、鮮明な画像を得ることができます。
脳神経外科・脳神経内科の領域では、脳卒中などの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、認知症などの発見・診断を目的に行われます。
オープン型MRIを導入しています
神戸市灘区・六甲駅のふくしまクリニックでは、閉所が苦手な方にも安心してMRI検査を受けていただける“オープン型MRI”を導入しています。
ドーム型MRIと比べて閉塞感が少なく、まわりを囲む壁がないので検査時のカンカン・ゴトゴトという音の反響も軽減されます。
そのため閉所恐怖症の方でも受診しやすいと言えます。
なお、当院ではMRI検査に対する恐怖心が強い方のために、静脈麻酔を使用した検査にも対応していて、ほとんど眠っているのと同じ状態で検査が受けられます。
ご希望の方はお気軽にお申し出ください。
MRI検査でわかること
現在の異常、そして過去の異常を発見
MRI検査で、現時点で発生している脳梗塞や脳出血の発見・診断が可能なほか、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無、また過去に発生していた無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)、古い脳梗塞のあとや脳出血のあとなども発見することができます。
検査の結果、急性期の脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血)などが見つかった場合には、速やかに連携する地域の基幹病院をご紹介して専門的な検査・治療が受けられるようにいたします。
異常が見つかったら定期的な検査を
脳動脈瘤や古い脳梗塞・脳出血のあとなどが見つかった場合、経過を観察するために年1回など定期的にMRI検査を受けられるようにしましょう。
また、くも膜下出血の家族歴がある方もリスクが高いと言えますので、同様に定期的な検査の受診をおすすめいたします。
脳ドックとは?
MRI・MRA検査などによる“脳の健康診断”
脳ドックとは、MRI検査やMRA検査などを実施することで、脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血)などの疾患のリスクを確認する“脳の健康診断”です。
脳ドックの受診は50~60歳以上の方、また生活習慣病などの基礎疾患をお持ちの方、脳卒中の既往歴・家族歴がある方などにおすすめで、糖尿病、高血圧、脂質異常症の方は脳卒中を発症する確率が高いと言えますので、是非、当院の脳ドックを活用して重篤な疾患の早期発見・予防に役立ててください。
脳ドックは予約制ですので、受診される方は事前に当院へご連絡いただき、ご予約をお取りください。
脳ドックの検査内容
問診・診察
問診・診察を行って現在の体調などを確認させていただきます。
MRI検査
強力な磁力と電波を使って身体の断面図を撮影し、無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)、脳出血、脳萎縮などを確認します。
MRA検査
造影剤を使わずに血管を撮影する方法で、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や動脈硬化などを確認します。
オプション検査
通常の脳ドックの検査メニューに加えて、次のオプション検査が追加可能です。
ご希望の方はお気軽にお申し出ください。
- 頸動脈エコー検査
- 採血(スクリーニングフルセット)
- 心電図
- 血圧脈波(動脈硬化の検査)
- MCIスクリーニング検査(認知症の採血検査)
検査時間
50分程度
検査結果
検査結果は採血を除き当日お出しいたします。
画像データはCD-R等でその場でお渡しいたします。
脳ドックの料金
※価格は税込表示です
基本料金
22,000円
※静脈麻酔を使用して検査を受けられる場合、麻酔料8,800円が加算されます。
オプション検査
頸動脈エコー | 6,050円 |
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採血(スクリーニングフルセット) | 8,250円 |
心電図 | 1,650円 |
血圧脈波 (動脈硬化の検査) | 1,650円 |
MCIスクリーニング検査 (認知症の採血検査) | 22,000円 |
※検査結果は7~10日後