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- 初めてMRI検査を受けられる方へ
MRI検査にかかる時間の目安
MRI検査は、撮影部位や内容によって異なりますが、撮影時間は約15〜40分程度です。
受付や問診、着替え、検査後の説明までを含めると、全体で約1時間が目安です。
| 部位 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 脳 | 約15〜30分 |
| 頸椎(首) | 約15〜20分 |
| 腰椎(腰) | 約15〜20分 |
| 膝 | 約30〜60分 |
※複数部位を撮影する場合や再撮影が必要な場合は、時間が延びることがあります。
MRI検査前に確認しておきたい注意点
体内の医療機器・金属の有無を必ず申告する
MRIは強力な磁力を使うため、体内に金属や電子機器がある場合は検査が受けられない、または制限がある場合があります。
代表的なものは以下の通りです。
- 心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器(ICD)
- 可変圧式バルブシャント(脳室シャントなど)
- 人工内耳や神経刺激装置などの体内電子装置
- 脊髄刺激装置や脊椎管内リード線
- 動脈瘤クリップ(金属の種類・手術年によって可否が異なります)
該当するものがある場合は、予約時または来院時に必ずお知らせください。
検査の安全性に関わる大切な情報です。
金属製品・磁気を帯びたものはすべて外す
検査室には、金属製品や磁気を帯びたものは持ち込めません。
装着したままだと画像が歪む、装置が誤作動する、やけどの恐れがあるなどのリスクがあります。
【外していただく主なもの】
- 時計・アクセサリー類(ネックレス・指輪・ピアスなど)
- メガネ・補聴器・入れ歯
- 携帯電話・鍵・磁気カード(クレジットカード・定期券など)
- ベルト・湿布薬・エレキバン・カイロなど
カラーコンタクト・金属入り衣類にも注意
カラーコンタクトには金属が含まれている場合があり、撮影中に発熱して目を傷つける恐れがあります。
検査前には必ず外してください。
また、下着や衣類の金属も画像や安全性に影響することがあります。
金属を含まないスポーツブラや、ウエストがゴム製の衣類などを着用していれば、着替えが不要な場合もありますが、不安な場合は検査着をご用意しておりますのでご利用ください。
妊娠中・妊娠の可能性がある方は必ず相談を
MRI検査は放射線を使わず安全性が高い検査ですが、妊娠中は注意が必要です。
造影剤の使用が胎児へ影響する可能性があるとされているため、妊娠中や妊娠の可能性がある場合は、必ず医師にご相談ください。
検査の必要性や方法について慎重に判断します。
閉所恐怖症の方は事前にお申し出を
MRI検査はトンネル状の装置の中で行うため、閉所恐怖症の方は不安を感じる場合があります。
事前にお知らせいただければ、開放型MRI装置の使用やリラックスできるお薬の検討など、できる限りの対応をいたします。
また、検査中は大きな機械音がしますが、正常な動作です。
耳栓やヘッドホンのご用意がありますので、必要な方はお申し出ください。
検査中はできるだけ動かさない
MRIは非常に高精細な画像を撮影できる検査ですが、その分わずかな体の動きでも画像がぼやけてしまいます。
再撮影が必要になると、検査時間が長引くこともあります。
撮影中はできるだけリラックスして、体を動かさないことが大切です。
当日の流れ
受付で保険証・診察券をご提示し、問診票を記入します
医師による問診・検査説明
更衣室で着替え・金属類を外す準備
MRI撮影(約15〜40分)
検査後の結果説明(頭部は当日、他部位は後日の場合あり)
会計・終了(全体で約1時間)
検査後の結果について
頭部MRI検査は当日に結果説明が可能です。
部位や内容によっては放射線科医による診断を経てからの説明となり、結果が出るまでに2〜3日かかる場合があります。
検査結果の受け取り方についても、来院時にスタッフがご案内しますのでご安心ください。
